p.mapper-4.2.0 on CentOS5.8と同様の手順でCentOS6.2(x86)上で動かすことができます。 おさらいとして挑戦してみるのも良いかと思います。ただし、MapServer6.0.1 on CentOS6.2で環境設定されていることが前提です。
これで、CentOS5.8(x86),CentOS6.2(x86)でMapServerを動かすことができました。しかし、実際にGISシステムを構築していくには、Linux上では開発環境はどうしても個人的になじまないもので。。。
そこで、Windows環境で以前から使用しているms4wを使って開発を行い、Linuxへアップロードして行く方向で今後の作業を進めていくことにします。
.net環境でmapscriptも動かすことができたので、大きな問題はない?かなぁ と考えています。
MapServer on Windows
それでは、ms4wをインストールしてみましょう。今回のOSは、Windows XP SP3です。
【OS】
Windows XP SP3
Windows 7 64bit (動作確認できました。)
【アプリケーション】
ms4w (version 3.0)
【その他のweb アプリケーション類】
ka-map-1.0
p.mapper-4.2.0
geomoose-2.4
ms4wのダウンロード
まずは、ダウンロードします。ここでは。あえてver3.0をダウンロードします。MapServerのversionが5.6.5を使用するためです。3.0以上になるとMapServerのversionが6になってしまうので。これは、CentOS5.8上のversionと合わせためでもあります。
ダウンロード先は、こちらです。 また上記の理由によりms4w-3.0-setup.exeをダウンロードします。
ms4wのインストール
至って簡単です。ms4w-3.0-setup.exeをダブルクリックするだけです。
インストールタイプは、fullでよろしいかと。
MapServerを動かすためのライブラリー等一式Internetよりダウンロードしてインストールしてくれます。
たったこれだけです。
超簡単ですね。
ms4wの動作確認
デスクトップ上に、MS4W-LocationとMS4W-Shellのショートカットができていますので、ms4wのApacheが動いているのを確認してから、MS4W-Locationダブルクリックで起動してください。
すると、下記のようにWEBブラウザーに表示されます。
表示されない場合は、Apacheが起動していないことが原因ですので、[コントロールパネル] >[管理ツール] > [サービス] で、ms4w apacheが実行されているか確認してください。
次に、CentOS5.8上と同じように、ka-map-1.0とp.mapper-4.2.0をセットアップしてみます。
ka-map-1.0 on ms4w
まずは、ka-mapのHPを見ておきましょう。
日本語ページもあるようですが、どうやっても文字化けしてみえません。。こちら。だだし、一部日本語でも見ることができます。
新情報ka-map v2として開発が進められているようですね。(04/02/2012現在)
ダウンロード
ダウンロード先は、こちらです。ここから、ka-map-1.0-20070205.zipをダウンロードします。
zipを解凍するとms4w¥apache,ma4w¥apps,ms4w¥httpd.dの3つのfolderができます。
ファイルの修正
別に修正する必要ないのですが、kamapをka-mapに修正します。
ms4w¥httpd.d¥httpd_ka-map.confをエディターで開いて修正してください。
Alias /ka-map "/ms4w/apps/ka-map-1.0/htdocs" #kamapをka-mapに修正 <Directory "/ms4w/apps/ka-map-1.0"> AllowOverride None Options Indexes FollowSymLinks Multiviews Order allow,deny Allow from all </Directory>
Directoryのcopy
解凍したka-mapをDirectory丸ごと、c:¥ms4wにcopyします。
c:¥ms4wに上書きコピーです。
ka-mapの動作確認
ApacheをRestartさせて、変更したhttpd_ka-map.confを読み込ませます。
MS4W-Locationダブルクリックで起動してください。
ka-Map 1.0 URLs: ka-Map sample interface.
が追加されています。
ka-Map sample interfaceをクリックすると
表示されました。
これは、gmapのgmap75.mapファイルを読み込んで表示しているようです。
このサンプルを元に手を加えていきます。
p.pmapper-4.2.0 on ms4w
まずは、p.mapperのHPを見ておきましょう。
ダウンロード
ダウンロード先は、こちらです。ここから、pmapper-4.2.0-ms4w.zipをダウンロードします。
zipを解凍するとms4w¥apache,ma4w¥apps,ms4w¥httpd.dの3つのfolderができます。
ファイルの修正
config_default.xmlを修正します。
ms4w¥apps¥pmapper¥pmapper-4.2.0¥configにあるconfig_default.xmlをエディターで開いて修正します。
修正部分だけを抜粋します。raster format png8にはMapServer5は対応していないので、pngに変更します。
<!-- <imgFormat>png8</imgFormat> --> <imgFormat>png</imgFormat>
Directoryのcopy
解凍したp,mapperをDirectory丸ごと、c:¥ms4wにcopyします。
c:¥ms4wに上書きコピーです。
p.mapper-4.2.0の動作確認
ApacheをReStartさせて、追加したhttpd_pmapper.confを読み込ませます。
MS4W-Locationダブルクリックで起動してください。
pmapper 4.2.0 - BUILD 2011-07-17 p.mapper: start demo application p.mapper documentation p.mapper homepage p.mapper wiki p.mapper mailing-list
が追加されています。
p.mapper: start demo applicationをクリックすると
表示されました。
これは、p.mapper-4.2.0のデモデータを読み込んで表示しているようです。
CentOS5.8上のp.mapperのデモと同じですね。これで、ms4w環境とLinux環境が同じになりました。
今後は、ms4w上で、このサンプルを元に手を加えていきます。
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