インストーラー作成
さて今回は、いままではMapWindowがInstallされたPCでのみ動くGISアプリケーションでしたが、他のPCでも動かせるようにMapWinGISを使ったGISアプリケーションのInstallerを作成してみます。
せっかく良いGISアプリケーションを作成しても、「MapWindowをinstallしてからじゃないと動かないよん!」ではちょっとねぇ。。。
これ結構悩みましたので、GISアプリケーションの配布を考えている方には非常に有効な情報ではないでしょうか?
では、早速Installerを作成してみましょう。
新規projectの追加
配布するGISアプリケーションは凡例の作成 [Chapter 4] のex04を使って作成してみます。
まずは、新しいプロジェクトの追加をします。
Visual Studio インストーラーでウィザードを選択する。
とりあえず、ウイザードで追加するのは、プライマリ出力だけとしておきます。
プライマリ出力をチェック
完了buttonで作成終了します。
ここで、見つかった依存関係を開こうとすると、
なメッセージが表示されますが、OKボタンで次に進みます。
次に不足しているdll類をアゼンブリの追加から行います。
アゼンブリの追加
Setupプロジェクトの追加→アゼンブリでc:¥Program files¥MapWindow¥内dllを追加します。
そして、見つかった依存関係の重複しているdllを除外しておきます。
すると、
なアゼンブリの追加の依存関係の表示になります。
次に、MapWinGIS.ocxの設定の変更を行います。
MapWinGIS.ocxのプロパティ変更
MapWinGIS.ocxの選択してプロパティを変更します。
変更する項目は、RegisterをvsdrfCOMSelfRegにします。
RegisterをvsdrfCOMSelfRegした表示
とりあえずは、この状態で保存します。
Setupプロジェクトのビルド
インストーラーのテスト
作成したインストーラーをMapWindowがインストールされていないPCでチェックして下さい。
今回のまとめ
-
MapWinGISを使ったGISアプリケーションのインストーラーを作成しました。
必要最低限のプロジェクト作成すので、各自でショートカットやアイコンやらの設定を付け加えて下さい。
また、c:¥Program files¥MapWindow¥内のGDALやProjectionフォルダーを付け加えておけば、コンター作成やPeojectionViewerなどのインストーラにも対応できます。
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